サンウソメインのONE PIECE二次創作ブログです。
◆無駄遣い
今週のジャンプからの妄想なので、コミックス派、ネタバレ駄目な方はご注意ください。
ジャンプ開いてまずZの絵に目が釘付けになりました!
ウソップパウンド使うの!?
赤いお髭がもさもさしてる!!
あとサンジの黒いもこもこのコートがカッコイイ!!
青キジも気になるし、映画楽しみです。
と、言う訳で?2年後設定のこばなしです。
とても短いです。
そしてそして!いつも拍手ありがとうございますm(_ _)m
とても励みになります。
「おいウソップ、こんな所で何やってんだ」
「うおっ!?あ、サンジか」
突然聞こえた声に驚いて振り返れば、ちょうどサンジがハシゴからひょいっと顔を出したところで、おれは首を傾げる。
ここは展望室。
誰かがいるとすれば八割方ゾロなのに、なんで中見る前からおれがいるってわかったんだ?
「よくおれがここにいるってわかったな!」
「ああ?そりゃあ愛の力だよ」
「お、おお、ソウデスカ・・・」
自信たっぷりの笑顔で言い切るサンジに、何か照れる!
「で、何やってたんだ?」
おれの腰に腕をまわして、ほっぺたにキスしながら囁くみたいに話すサンジの声に、いっきに顔が熱くなった。
「うあ、えっと。久しぶりに、海の絵を描こうと思って」
「久しぶりって、最近海の絵ばっかり描いてるじゃねぇか」
「まぁ、そうなんだけど。・・・ここからは、まだ描いてなかったからさ」
帰ってきてから、とはあえて言わなかったけどサンジは分かったみたいで、そうかと言いながら、今度はさっきとは反対側のこめかみとか耳辺りにキスしてくる。
「あの、サンジくん?これだと絵が描けないのデスガ」
「ああ?絵はいつでも描けるだろーが。せっかくおれらしかいねェんだから、今の内におまえを充電させろ。ただでさえ2年分足りてねェんだ」
おれの意見を却下すると、反論しづらい事を言ってから、おでこ、まぶた、目じり、鼻先、頬って、顔中にキスしてくるサンジ。
たまらなくなって、その唇を人差し指で押さえる。
「おまえばっかりずるい」
おれだって足りてないんだからな、とまでは恥ずかし過ぎて言えなくて、人差し指をどける代わりに唇を押し付けたら、サンジにぎゅって抱きしめられた。
夕食の準備中、ウソップからのキスを思い返してサンジはニヤつく。
「あー、クソ可愛いことしやがって」
大きな独り言に突っ込む人間は誰一人いない。
文字通り、この場に誰もいないからだ。
「しかし、あのアホまりもの邪魔さえなければクソサイコーだったのに・・・!」
ウソップからのキスに舞い上がって思い切り抱きしめた後、ゾロが上ってくるのに気付き、またサンジ自身もあまり時間が無かったので、泣く泣くキッチンに戻った。
二人きりの時には昔より積極的になったウソップだが、他のクルーの前で堂々といちゃつくのは相変わらずNGなのである。
「あのヤロウ、空気を読みやがれっ!」
力と怒りを込めて、だん!とカボチャを両断する。
「あー、今日中にもう20回くらいキスできねェかなぁ・・・」
色ボケした事を考えながらも、その手は手際良くかぼちゃの種とわたを取り除いている。
「はぁ、ウソップ何してっかなぁ」
絶え間なく動いている手は止めずに、見聞色の覇気でウソップの気配を探す。
「・・・こりゃあ、ルフィとチョッパーと釣りしてやがるな」
3人が芝生甲板の手すりに座っているので、十中八九間違いない。
「今のとこボウズか」
3人の近くに魚の気配は無いし、水槽の魚の数も増えていないので、サンジは苦笑いを浮かべた。
「ま、食料はまだ足りてるし、期待しねェで待ってるぞ。ウソップ」
窓から見える夕日を一瞥してから一旦手を止めタバコに火を点けると、覇気を使うのも独り言もやめて、料理に集中する。
日が沈めば、腹を空かせた船長が飛び込んでくるのだから。
end
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サンジが見聞色をウソップ関連で使い捲くってたら面白いなって思っただけです(汗)
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