サンウソメインのONE PIECE二次創作ブログです。
昨日に引き続き、今日は何の日?(笑)
これも書くべきだろう・・・!!
と、見た瞬間に思いました。
サンウソというか、あえて言うならサン→←ウソかな??
「なぁサンジ、作ってほしいものがあんだけど・・・・・」
ウソップが言いにくそうにぽつりと言った。
料理のリクエストしたくらいでおれが怒って蹴り飛ばすとでも思っているのか、うつむいて自信なさ気だし、目が泳いでる。
クソ心外だ。
「・・・・言うだけ言ってみろ、作れそうなら作ってやる」
「本当か!?」
了承してやれば途端に目がキラキラ輝き出した。
「で?何作りゃあいいんだ??」
「ロールケーキみたいでカステラみたいな卵焼き!」
「は???」
「だから!ロールケーキみたいにくるくる巻いてて、カステラみたいな見た目で甘い卵焼きを作ってほしいんだ!」
「・・・・・おまえ、それなんて料理だ?」
「忘れた」
バキッ!!
「痛ってぇー!!」
蹴りの直撃をくらった頭を押さえてウソップがうずくまる。
「作って欲しいなら名前くらい覚えとけ!!」
「忘れちまったもんはしょうがねぇだろぉ!」
怒りにまかせて強く蹴りすぎたか、本気で痛かったようでウソップが涙目だ。
「・・・・ったく。だったらせめて、もうちょっと分かりやすく説明してくれ」
少し良心が痛んだので、頭をわしわしと撫でてやった。
「お、お、おう!わかった。えっとなぁ・・・!」
急に勢い良く立ち上がると、お馴染みのガマ口かばんからスケッチブックと色鉛筆を取り出し、味や触感、匂いなんかの説明をしながら、イスに座って絵を描き始める。
おれはそんなウソップの正面に座り、タバコに火を点けた。
そして夕食。
「どうだ?ウソップ」
サンジは自信満々な様子でその料理をウソップの前に置いた。
勿論、一番最初に出されたのはウソップではないのだが。
「すげぇサンジ!!おれが描いたのそのまんまだ・・・!!」
サンジの女尊男卑は今に始まった事ではないので、ウソップは特に気にする事なく料理に瞳を輝かせている。
「感動するのは食べてからにしてくれ。見た目が同じでも味が違っちゃリクエストに応えた事にならねぇからな」
「おう!!」
嬉しそうに一口頬張るウソップを、内心ドキドキしながらサンジが見つめる。
「・・・・・・サンジ、これ、前におれが食べたのよりうまい」
ウソップはその美味しさに最初は呆けていたが、ニッコリ笑うと。
「さすがサンジ!ありがとな!!」
自分のリクエストにこれ以上ないくらい応えてくれたコックにお礼を述べた。
「・・・クソ当たり前だ」
サンジは満足そうににやりと笑った。
「へぇ~。コレ、卵だけじゃなくて魚のすり身も入ってるみたい」
ナミはしっかり味わい、舌鼓を打ち。
「この卵焼き、サンジみてぇだな!」
ルフィはその見た目に「ニシシ」と笑い。
「・・・・なんで正月でもねぇのに伊達巻なんか作ってんだ?あのぐる眉」
料理の名を知るゾロが、一人首を傾げた。
『伊達巻の日』
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